こんにちは、コーディネーターSです。
「うだつが上がらない」よく耳にしますね。
出世しない・・、地位が上がらない・・、金銭に恵まれない・・など
ようするにパッとしないことをそう表しますが
そもそも「うだつ」とは何ぞや????って思いませんか?
ジャン、これです!
さかのぼること300年、江戸時代、その頃の家というと屋根は板葺き、家屋の高さは皆同じで隣同士の建物がくっついていたので
ひとたび火事になると、瞬く間に近隣に燃え広がってしまったそうです。
そのため防火壁として瓦で作られたのが、この「うだつ」
勿論、高価な瓦製ですからお金持ちしか「うだつを上げる」ことは出来ませんでした。
「うだつを上げる」イコール富の象徴となり、だんだん豪華なものになっていったそうです。
「うだつの上がる町並み」美濃市(岐阜県)
ここだけ時代がトリップしたようで、とても風情のある街並みでした。
こちらは、市内最大規模の和紙問屋さんだった今井家
玄関を入るとすぐ帳場があります。
6つ玉の算盤やすずり、接客用の火鉢など当時をしのばせる佇まい
帳場から1段高くなっているお座敷、使用人や一般の客は上がれなかったそうです。
奥座敷からは、四季折々に彩られる庭がのぞめます。
明り取り
当時使われていたかまど
市内最大規模のこのお屋敷は、
中庭をはさんで奥には蔵があったり、細長い敷地は反対側の道路までつながっています。
こちらは酒蔵の小坂家、国指定重要文化財の家です。
むくりのついた「うだつ」が美しいですね。
現在も酒蔵として営業しているため、奥は立ち入り禁止でした。
酒蔵ならではの杉玉は、新酒が出来たときに新しいものを吊るします。
「うだつが上がらない」意味は知っていても、「うだつ」が防火壁の役割をしていたことは知りませんでした。
なるほど「うだつ」勉強になりました😊
さて、美濃市は手漉きの和紙でも有名ですよね。
せっかくなので美濃和紙あかりアート館にもお邪魔しました。
ここには、作家さんや一般の方が和紙で作ったあかりアートが展示されています。
みな独創的で個性豊かな作品ばかり、和紙をとおしての優しい灯りに癒されました。
どれもこれも繊細で素敵でした。
中でも私の一番のお気に入りは
思わず手に取って食べたくなっちゃいますよね💗
今回は、8月限定の名古屋直行便で中部国際空港へ。
いつもならめちゃくちゃ暑いであろう名古屋に覚悟していましたが
なんとどっこい
帯広の方が暑かった(笑)
この暑さ、今年かぎりでありますように😂
cubeチセのプランナー&インテリアコーディネーター
好きなもの、海外の街並みを見ること、ミステリー小説、うなぎetc.
ディズニーおタク。趣味は、寝ること。得意技、何でもなくす。