十勝大橋のたもとに建つ音更町の「美容室ルッコラ」。野菜からとったかわいらしい店名はcubeチセが名付け親です。cubeチセの造作家具などをお願いしている家具屋を営む、オーナーさまのご主人とのご縁で、設計・施工が実現しました。2005年完成です。
天井がドーム型のエントランス。この形を初めて採用したのがルッコラでした。レンガの捨て貼りをした上に塗壁を施しています。この店の玄関を見て、自宅にも採用したいというお客さまもたくさんいらっしゃいます。
洞窟をイメージしたもので、会社立ち上げの前に見聞したフランスの住宅をアレンジして再現しています。
店内に入ってすぐに受付カウンターがあり、階段を中心に右手にシャンプースペース、左手にカットスペースと分かれます。階段の蹴込み部分にはアクセントにタイルを貼りました。
階段右手のシャンプースペース。
階段左手にはカットスペースと、パーマや染髪前の待合スペースがあります。
フロア突き当りの一面は、収納と窓を組み合わせて雰囲気よく演出。シャンプー台やカット台、鏡位置、タオルの収納位置など、作業動線に沿った使いやすいレイアウトはスタッフの方々の声をいただきプランに反映しています。
左/パーマや染髪の待合スペースは吹き抜けの開放的な空間。
右/受付前の待合スペースも、空間をゆるやかに仕切り、居心地を重視しています。
こちらはcubeチセの定番になった羽目板をふんだんにつかったトイレ。内装のこだわりもさることながら、バリアフリー設計で車いす対応にもなっています。
2階にあるエステルームはバリ風の内装にしています。
cubeチセを立ち上げた最初の年の仕事です。cubeチセで家を建てるオーナーが、この建物の内装を参考にする事もあるという意味でも大変ありがたいご縁でした。地元に愛される美容室として、また十勝大橋のランドマークとしても人気のお店です。